‘ブリジット・ジョーンズの日記3‘ 感想★★★☆☆:妥当なシリーズ第3弾目
どうも,こまこです。
観てきました。私、恥ずかしながらこういう観た後に引きずらない映画、大好きなんですよねー。
予告→
感想:まぁ落ち着くところに落ち着くよね。。。 ★★★☆☆65点
シリーズ3弾目、主人公のブリジットも、もうアラフォー!となると、制作側も色々気を使ったんだろうなーと思うところが多かったです。
例えば、シリーズ1,2では、ブリジット、まともな職もなく、太っていて、彼氏もなし、というキャラクターでしたけど、今回はブリジットも敏腕プロデューサーになっていて、体形もスレンダー!彼氏はいないけど、客観的に観るとそれなりに充実している感じでした。
というのもですね、さすがにアラフォーで、派遣で太っていて、、、とかなると現実的過ぎて、観るのが辛いと思うよ。映画観て辛い思いしたい人はさ、ブリジット・ジョーンズなんか観ないで嫌われ松子とか観るでしょ、だって(観たことないけど)(まぁ、嫌われ松子もね、中谷美紀なんて美人がやってる時点で、現実感ないけども!)
洋服とかもですね、シリーズ1,2に比べると高級な感じがしました。年をとるとファストファッション似合わなくなるからね。。。
と、まぁ細かいところは前作に比べると、違いましたが、コミカルさとかは変わっていなかったので、笑えるけど、痛すぎない(or 観るのが辛すぎない)40代をうまく描写してバランスとったなーっていう感じでした。ただまぁ、現実味はこれまで以上にゼロでしたけどね!40代で自分と同世代の結婚してないイケメンの子供を妊娠する!なんてないでしょ、本当。
あとね、これまでのシリーズって、いわゆる理想の女性ではないブリジット(お酒飲む、太目、口悪い、貞操観念薄い)をおもしろおかしく描いてたわけだけど、そういう意味では今回の作品で拍子抜けする人もいるかも。そういう伝統的な女性の価値観にそぐわないブリジットが結局妊娠して、結婚していわゆる女性の幸せを手に入れるわけだから。まぁでも、フェミニズムこじらせてなければ、普通に楽しめると思います。
以上、感想でした!
"SCOOP" 感想 ★★☆☆☆:詰め込みすぎだよ...
はじめまして、こまこです。初投稿です。
さて、この映画「SCOOP」封切りの次の日に観てきましたが、あれですね、思ったよりも映画館が混雑していて、世の中の人はこんなにも積極的に消費活動を行っているのか、ということに驚いたり、嬉しかったり。
私も家で寝てばかりいないで、外出しないと!と思いました。
まずは予告→
で、感想は、題の通り。★★☆☆☆ 40点!
「詰め込みすぎだよ、結局何がしたかったの?」
・・・・・・・・・・・・ここからネタバレand酷評・・・・・・・・・・・・・・・
この映画の要素、ウリって色々あると思うのですが大きくまとめると
- 週刊誌業界ってこんなとこだよ!のお仕事紹介
- 二階堂ふみちゃんの社会人成長日記
- 福山のPRビデオ(結婚しても、こんな下品な役やれちゃうよ!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4. 福山と二階堂ふみちゃんのラブシーン
5. 福山演じる都城静のカメラマンとしての一生(ここは壮絶なネタバレになるので口を濁しますが)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かな。(完全に私観)物語の中盤までは1~3。で、ここはそんなに悪くはないんですよ。音楽もかっこいいし、出てくる街(六本木、表参道、中目黒)もおしゃれに描かれて、勢いがある。東京!芸能人!欲求!って感じ。誰でも一度はあこがれるんじゃなかろうか。
観ていて「うわー週刊誌ってこんなことしてるんだー」ってなりました。(単純)
問題はね、4から。
ここでいきなり物語のトーンが変わっちゃうんですよね。
1~3までは、週刊誌のゲスさと、でもそこのやりがいという相反しそうなものを、強烈な下ネタと皮肉を交えつつ、描いているわけですよ。
なのに、4に入った途端、いきなりシリアスになっちゃうんですよね(しかも安っぽい)
言うならばTED+働きマン!を観ていたはずなのに、いつの間にか海猿になってしまったような驚きです。(例えが下手過ぎるが他に思いつかない)
4に入って、福山がカメラマンを志した理由がわかるんですけど、そんなのここまでの流れだったら「女子高生のパンチラを合法的にとれるのは、カメラマンだけだ」でいいんですよ、そこは。でも、戦場カメラマン、とか言っちゃうセンスのなさ。
そして、二階堂ふみちゃんとのラブシーンもそれはそれはエンジェリックなんですよ。無音で、アップで。物語の最初に風俗嬢抱いてた福山はどこ行ったの?ねぇ。
5は本当ネタバレもネタバレなので、書きませんが、本当唐突過ぎてびっくり。
観客を置いていってビックリさせることが起承転結の転と思っている、構成作家、脚本家は本当勉強し直した方がいいよ、マジで。
それで、この映画って結局コメディじゃなくて、シリアスだったのか・・・って驚いているうちに映画終わってスタッフロールなんですけど、そこではね、またコメディに戻るんだよね、何故か!
もう本当なんだったんだよ!って感じ。
とここまで酷評しましたが、上で述べた一個一個の要素自体は悪くはないんですよね。
出版業界の中でも週刊誌っていうこれまで、あまり題材としては扱われていなかったところを、福山と二階堂ふみという、追い掛け回される側の人が演じるっていうのも面白いと思うし、二人とも滅茶苦茶かわいいし、かっこいいし。ラブシーンもそれ単体なら素敵な描き方をされていたとは思うし、最後についても・・・演技はよかったと思います。
だからこそね、それを全部ごちゃまぜにした雑さがね・・・
やっぱり尺とか製作費の問題なのでしょうか、この要素を全て違和感なく描き切るには最低でも2クールのドラマじゃないと無理な気がする。でも、こんな下ネタ満載のをゴールデンで流せないし、深夜だとこのキャストでは無理だし・・・って感じなのかな、わかんないけど!
週刊誌業界についてもね、面白かったけど、芸能スクープ班とグラビア班の派閥争い、とかもっと丁寧に描いたらよかったのに・・・と思いました。
だからね、感想としては本当詰め込みすぎたら、駄目!本当に勿体ない作品だと思いました。(出てくるスキャンダルは小泉進次郎とかAKBとかNEWSの元ネタを意識できて、最高だったのに)
SCOOP感想でした!
映画SCOOPを観た感想・考察~パパラッチの世界観を描ききった映画・ラストの唐突なストーリーの流れについて~
どうも。タマオです。
映画SCOOPを観てきました。
あらすじは、
福山雅治さんの演じる主人公は芸能人を追いかけるパパラッチになるということ。
スクープを追い求め、獲得していくうちに大きな事件に巻き込まれていってしまう、といったあらすじのようです。
といったあらすじです。ちなみにこの記事ではネタバレはしません。
以下面白かった二点。
1,僕らの頭の中にある週刊誌のパパラッチという世界観を「いかにも」な感じでしっかりと描いている
福山がエロオヤジ役なのですが、これがなんともいえない豪快さとエロさを醸し出していて「いかにも!」な感じを演出しています。
そのほかにも、社内雰囲気一つをとってみても、「いかにも!」感がにじみ出ています。
一般人の僕らが週刊誌の編集部ってこんな感じなんだろう、男くさくてゲスくて喧騒に包まれた戦場なんだろうと想像するような、その「いかにも」な世界観を描ききってます。
ただ、実際はどうなんだろう?笑
あそこまで「いかにも」なのだろうか。
出版社にお勤めの方がいましたらお教えください笑
2,歯切りのよいストーリー構成
ラストを除き、終盤前までは歯切れよく区切れよくストーリーが連なっています。
パパラッチという世界をまったく知らない状態の僕らの理解を一歩一歩確認しながら進めていきます。
一つ一つの区分がとてつもなく面白いというわけではないのだけれど、観ていて飽きることはない。そのようなストーリー構成でした。
ただ、ラストはどうなんでしょうか?
個人的にはゲスい世界観であるのならば、ゲスさを貫き通してほしかったです。最後に映画らしさを持ってきたことが良いと感じたひともいれば、「あれ?」と感じた人もいるでしょう。
もしあのようなラストを持ってくるのであれば、より伏線を張ってくれればより面白い映画になったと思いました。
以下雑感
・福山ファンにとってこの映画の福山は許されるものなのか?笑
福山がゲスいいかにもな男を熱演するのですが、あんまりにもゲスいのでファンにとってはきつい部分もあるのでは?笑
ファンでもなんでもない自分としては、とても楽しめたポイントですがファンの方はぜひ心にとめて観てください。
世の中の望むキョウ体験 映画「君の名は。」をみて byしきとら
こんにちは。しきとらです。
Mogloveの集まりとは別で、前々から気になっていた映画「君の名は。」を観てきました。私は2007年公開「秒速5センチメートルを初めに見て以来、新海誠さんのファンでいたので、そんな人の感想だと思ってください。(もちろん、2002年公開のほしのこえも遡ってみました)
この映画の公開日は8月26日でした。その手前にサントリーの天然水とコラボしたCMが流れていたな、なんて思い出してみたり。新海さんの作品は短編アニメーション、映画、CMとありますが、CMもぜひご覧になってみてください。
「君の名は。」監督 新海誠 cm集 君の名は。サントリー 大成建設 Z会
本題です(映画のネタバレはしません)
私の偏見かもしれませんが、本作を観たのは20代前半の女性でアニメを普段見ない方が多かったような気がします。(映画館やSNSでのレビューを踏まえて)この顧客層の開拓とリピートする人の増加が、興行収入100億円突破という大ヒットにつながったのでしょう。私の中には、ジブリではないアニメ映画が世の中になぜ受け入れられたのか?という疑問があり、その理由と映画の魅力を併せて考えていこうと思います。
映画館でしか味わえない体に響く体験(響体験)
本作の感想といえば、まず、『絵のリアルさに驚いた』というものがあるかと思います。しかし、それは映像が実際の目で見る風景のリアルさ、写真のようなリアルさではないと私は思いました。本を読んだときに思い浮かべる映像に近いと思いました。何でもいいです。小説を読んだとしましょう。その時に思い浮かべる主人公やヒーロー、ヒロイン、風景は自分の中の理想的なものではないでしょうか?理想的なものというのは、薄汚れた風景や怒りや哀愁、冷酷さを感じる時もそうです。全く現実世界では見ることができないという意味とは若干違いますが、個人の心象風景にダイレクトに語りかけてくる、視聴者自身の夢や妄想に近いものだと感じます。東京の街を仰ぎ見るカメラワーク、雨の表現(言ノ葉の庭でも)、出会えないもどかしさや寂しさを感じる立ち位置。我々の視覚を存分に満たしてくれます。
RADWIMPSの曲は、予告CMを観たときにはちょっとチープだな・・・と感じてしまいましたが、映画では全くそんなことを感じませんでした。それは要所要所で加速する展開にのせる音としてよかったのでしょう。加速する展開に自分が乗りすぎて歌詞は全く頭に入りませんでしたが笑
『映画でないと損をする』という感情が沸き起こるからこそ、二度三度と映画館に足を運ぶのでしょう(リピーター増)
視覚聴覚と完全にジャックされた私たち鑑賞者は一瞬しか味わえない響体験として心に刻むのです。
後日談をする共体験
これについては、ヒット作品どれも似たようなものだと思います笑
しかし、視聴者にとって①新規性がある(トレンドを先取り・掴んでいる)②写真やレビューで自身のオシャレさを表現する手段となる③ちょっと昔、若い頃の回想に耽ることができる、以上三点ににヒットしない人=作品を楽しめなかった人な気が私の中ではしています。特に②については見事にこの作品がヒットしているかと思います。SNS世代の我々にとってどれも必須のもので、視聴する層の新規開拓ができたことも頷けます。
これぞ映画の共体験です。
世の中の望む映画を通した体験を本作は叶えているのではないでしょうか?
もちろん、こうして長年ファンでいた私も本作を楽しんでいるので、既存客を手放したということはないと思います。ただ、私としては、秒速5センチメートルが最高作です。重厚だったり、儚すぎる音楽はつらい(私は天門さんの作曲すきですが)キャラクターデザインを受け入れづらいなど、君の名は。で望む通りで見てもらうと感じることは異なると思うのですが、映画で気になった方にはぜひ見てもらいたいです。これ以上はネタバレになり面白くなくなると思うので書きません。
「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)
以下こまごまと雑感
・構図もですが、スポンサーやとある重要な人物も以前の監督映像作品で登場したものが随所にちりばめられている。まだあるのではないかと、探してみたいと思った。
・歌詞はあまり頭に入ってこなかったが、秒速では歌を元に映画が構成されてる(確か)歌詞からの解釈もできたらいいな
・ただ映像きれいなだけじゃんと思う方は、小説を読んでみよう。違った一面が見えてくると思いますよ。君の名は。はまだ見てないので、今度読んでみます・・・
・ティアマト彗星が映画で出ましたが、監督は星や空をみるのが好きなんだなとつくづく思う。
・Netflixで他の新海さんの作品は見ることができるので、こちらも必見です!
・今日体験というキーワードも盛り込めばよかったと後から気づく…
↓タマオさんとお話しをしました。私の投稿は初でお聞き苦しいところはあるかと思いますが、ぜひ。
【第2話】映画「君の名は」~圧倒的な映像美・映画館ならでは・新海作品としての感想・考察~
映画「怒り」についてのMoglove参加者の感想、考察まとめ
今回はMoglove参加者の3人の感想をまとめてました!
・きたに
この映画では何を伝えたいのか、どういう人を信じればよいのかの考えについて書いています。わかりやすい内容です、是非。
・しきとら
男女の育ってきた環境の違いからこの映画についての感じ方などを考察しています。面白いです、是非。
・タマオ
怒りという映画を通して信じることと疑うことが共存しうるか、裏切られたときに自分はどういう反応をするのか、という考察をしています。難しい内容ですが、とても共感できる深い内容です、是非。
『怒り』 女性の皆様にはイラッとくる、しきとらの感想
こんにちは。
Mogloveに所属している、しきとらと言います。
先日、映画怒りを見てきました。思ったことをつらつらと書いていこうかと思います。
以下、こまごまなネタバレ注意
自分は、予告編をみていなかったからか伊坂幸太郎作品のように、物語の三本の線が一つの大きな紐に縒われていく話かと思いましたが、全然違いました。察知力、映画調べ不足・・・笑
殺人鬼が一人いるが、容疑者はそれに少しずつ似ているだけというものです。
この映画の主題について考えたというよりも、自分の考えに引っ張っての自己満感想です。
男的考え、女性的考えについて感じたことをまとめてみます。
私(男)は頭の中がハッピーな人間なのだろう
この映画をみて、なんでこんな映画に共感するひとがいるんだろう?タマオさんと鑑賞後に話した時に、『女の人がめっちゃ泣いてたんだけど~(略)』。自分は、まったくわからなかった。これが坂本龍一の壮大な音楽と相まって、静(冷めた目)に感じた。
私は、他人に対して信じることと疑うことが共存しえないというスタンスをとっている。これは、私が男であることと、今まで私の身の回りで起こったことに因ると考えた。
男社会にいると、疑いが出た時点で容赦のない制裁が与えられる。例えば、趣味の合わないやつとは何があろうとも絶対に遊ばない。遊び道具のブロックの独り・チーム占め(幼稚園のとき)、ポケモンで、悪いバグ技を教えて試した子のポケモンが消え、それ以降ハブられる友人(小学生のとき)などなど。高校生の時には、自分が事件の当人になったことは一切なかった。そういったオトコ社会では、信頼心と猜疑心は共存しえない。本能的にも、ジェンダー的にもそう育ってきたのであろう。
これがオトコの切り替え大切思考、割り切り思考、目的思考である。
私はこの思考で嫌なことは全て切り抜けてきた。また、心の平穏さ、心の中の自由な容積を増やした。結果として、精神的にタフになり、心底から他人に共感しづらいが、自分自身は常に心メーター(温度計型)が上ぶれしているハッピーな人間となっている。
女の子の考え
※ここは妄想です。
女性は、本能的にも少なくとも日本においてのジェンダーとしても、一人で生きていくことは難しい。子供を産むのは女性しかできない。男が必要である。子供を育てるためには、ノウハウが必要である。それはママ友ネットワークや先輩ママ、姑から教わる。これは、子供の女性も何となく感じ、取っ育っていくのであろうか?男は最低であるが、そこから逃げることができてしまう。それは、本能的にも、社会的にも、精神的にもである。女性は、手一杯である。手一杯であるのは心も同じである。心の容積が100だとしたら、嬉しい辛い悲しい怒り全てあわせて100(フラスコ型)であろう。継続的に続く対人関係から感じることだあろう。オトコ以上に対人関係流動性が低いので、継続的に感情を芽生えさせ続ける(ここは人によるかもしれないが・・・)。
その他こまごまとまとめ
・怒りと信じることが併存し続ける環境で生きるのはつらくないのかな?
・自分はそういった感情状態を体験したことはない(多分)が、それは鮮やかな色しかないが、褪せた世界に生きているようなものなのかもしれない。
・男はこんなこと感じてるから女性の皆様はすこーしだけわかって&女性の皆様は、怒りの吐露してください。それにつきあうことのできる男性と人生を歩んでください(何様)
・犯罪者の心理はわからない。なぜ、犯人は、親切にした人を殺したのかな?被害者を生き返らそうとしたのか?などあり、犯罪心理学の人はどう考えるのかな?と知りたくなった。憐れまれたことに対して逆上する犯罪は意外とあるらしいです。(ほかの人の映画解説を一部聞いて)
・とは言うものの、100発100中すぐさまに犯罪者を裁けるシステムできないかな?死んでもいいくらい信じきる奴しか信じちゃいけない。など、やはりSFオトコ的な感想になってしまった。
・役者さんすげえわ。広瀬すずさんの演技初めて見たけど、イメージをぶち壊しててすごい。妻夫木聡さんや綾野剛さんの演技もすごい。それ目当てで腐女子の方に見てもらい、感想きいてみたい。
・森山未來は監督の一番近くで指示を受けていたので、ここの解釈はもっと面白いものなのかもしれない。監督が示したい批判はここにあるのかもしれない。もう自分は覚えていないけど笑
この映画で泣いた方の意見をお聞きして、もっと感受性を豊かにかつ、コミュニケーション力をつけたいと思った次第であります笑。
映画「怒り」は純粋な女性のための映画だ~あなたの中で、信じることと疑うことは共存しうるか?~感想/考察
「泣いてる。どういうこと?」
「怒り」を観ていたとき隣の人が泣いていた。
まったく理解できなかった。エンドロールが終わり、席を立つ。
何人か泣いている。その一方で、だるそうにしている人もいる。
そう僕はだるそうにしている側の人間だった。
なんだかよくわからないモヤモヤが、観終わった後のしんどさが強く残る映画に感じた。
なんで泣いているんだろう?逆に言えばなんで俺は泣けないんだろう?
そんなことを紐解いていくと、この映画の良さ・自己探求につながる映画だった。自分の人生経験、そこからくる人を信じるスタンスについて考えさせられる映画だ。
※この記事は犯人等のネタバレはありません。映画から感じた思考について書いています。
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