『怒り』 女性の皆様にはイラッとくる、しきとらの感想

こんにちは。

Mogloveに所属している、しきとらと言います。

先日、映画怒りを見てきました。思ったことをつらつらと書いていこうかと思います。

以下、こまごまなネタバレ注意

 


「怒り」予告


「怒り」予告2

 

自分は、予告編をみていなかったからか伊坂幸太郎作品のように、物語の三本の線が一つの大きな紐に縒われていく話かと思いましたが、全然違いました。察知力、映画調べ不足・・・笑

殺人鬼が一人いるが、容疑者はそれに少しずつ似ているだけというものです。

 

この映画の主題について考えたというよりも、自分の考えに引っ張っての自己満感想です。

男的考え、女性的考えについて感じたことをまとめてみます。

私(男)は頭の中がハッピーな人間なのだろう

この映画をみて、なんでこんな映画に共感するひとがいるんだろう?タマオさんと鑑賞後に話した時に、『女の人がめっちゃ泣いてたんだけど~(略)』。自分は、まったくわからなかった。これが坂本龍一の壮大な音楽と相まって、静(冷めた目)に感じた。

 

私は、他人に対して信じることと疑うことが共存しえないというスタンスをとっている。これは、私が男であることと、今まで私の身の回りで起こったことに因ると考えた。

男社会にいると、疑いが出た時点で容赦のない制裁が与えられる。例えば、趣味の合わないやつとは何があろうとも絶対に遊ばない。遊び道具のブロックの独り・チーム占め(幼稚園のとき)、ポケモンで、悪いバグ技を教えて試した子のポケモンが消え、それ以降ハブられる友人(小学生のとき)などなど。高校生の時には、自分が事件の当人になったことは一切なかった。そういったオトコ社会では、信頼心と猜疑心は共存しえない。本能的にも、ジェンダー的にもそう育ってきたのであろう。

これがオトコの切り替え大切思考、割り切り思考、目的思考である。

私はこの思考で嫌なことは全て切り抜けてきた。また、心の平穏さ、心の中の自由な容積を増やした。結果として、精神的にタフになり、心底から他人に共感しづらいが、自分自身は常に心メーター(温度計型)が上ぶれしているハッピーな人間となっている。

 

 

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女の子の考え

※ここは妄想です。

女性は、本能的にも少なくとも日本においてのジェンダーとしても、一人で生きていくことは難しい。子供を産むのは女性しかできない。男が必要である。子供を育てるためには、ノウハウが必要である。それはママ友ネットワークや先輩ママ、姑から教わる。これは、子供の女性も何となく感じ、取っ育っていくのであろうか?男は最低であるが、そこから逃げることができてしまう。それは、本能的にも、社会的にも、精神的にもである。女性は、手一杯である。手一杯であるのは心も同じである。心の容積が100だとしたら、嬉しい辛い悲しい怒り全てあわせて100(フラスコ型)であろう。継続的に続く対人関係から感じることだあろう。オトコ以上に対人関係流動性が低いので、継続的に感情を芽生えさせ続ける(ここは人によるかもしれないが・・・)。

 

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その他こまごまとまとめ

・怒りと信じることが併存し続ける環境で生きるのはつらくないのかな?

・自分はそういった感情状態を体験したことはない(多分)が、それは鮮やかな色しかないが、褪せた世界に生きているようなものなのかもしれない。

・男はこんなこと感じてるから女性の皆様はすこーしだけわかって&女性の皆様は、怒りの吐露してください。それにつきあうことのできる男性と人生を歩んでください(何様)

・犯罪者の心理はわからない。なぜ、犯人は、親切にした人を殺したのかな?被害者を生き返らそうとしたのか?などあり、犯罪心理学の人はどう考えるのかな?と知りたくなった。憐れまれたことに対して逆上する犯罪は意外とあるらしいです。(ほかの人の映画解説を一部聞いて)

・とは言うものの、100発100中すぐさまに犯罪者を裁けるシステムできないかな?死んでもいいくらい信じきる奴しか信じちゃいけない。など、やはりSFオトコ的な感想になってしまった。

・役者さんすげえわ。広瀬すずさんの演技初めて見たけど、イメージをぶち壊しててすごい。妻夫木聡さんや綾野剛さんの演技もすごい。それ目当てで腐女子の方に見てもらい、感想きいてみたい。

森山未來は監督の一番近くで指示を受けていたので、ここの解釈はもっと面白いものなのかもしれない。監督が示したい批判はここにあるのかもしれない。もう自分は覚えていないけど笑

 

 この映画で泣いた方の意見をお聞きして、もっと感受性を豊かにかつ、コミュニケーション力をつけたいと思った次第であります笑。