映画SCOOPを観た感想・考察~パパラッチの世界観を描ききった映画・ラストの唐突なストーリーの流れについて~
どうも。タマオです。
映画SCOOPを観てきました。
あらすじは、
福山雅治さんの演じる主人公は芸能人を追いかけるパパラッチになるということ。
スクープを追い求め、獲得していくうちに大きな事件に巻き込まれていってしまう、といったあらすじのようです。
といったあらすじです。ちなみにこの記事ではネタバレはしません。
以下面白かった二点。
1,僕らの頭の中にある週刊誌のパパラッチという世界観を「いかにも」な感じでしっかりと描いている
福山がエロオヤジ役なのですが、これがなんともいえない豪快さとエロさを醸し出していて「いかにも!」な感じを演出しています。
そのほかにも、社内雰囲気一つをとってみても、「いかにも!」感がにじみ出ています。
一般人の僕らが週刊誌の編集部ってこんな感じなんだろう、男くさくてゲスくて喧騒に包まれた戦場なんだろうと想像するような、その「いかにも」な世界観を描ききってます。
ただ、実際はどうなんだろう?笑
あそこまで「いかにも」なのだろうか。
出版社にお勤めの方がいましたらお教えください笑
2,歯切りのよいストーリー構成
ラストを除き、終盤前までは歯切れよく区切れよくストーリーが連なっています。
パパラッチという世界をまったく知らない状態の僕らの理解を一歩一歩確認しながら進めていきます。
一つ一つの区分がとてつもなく面白いというわけではないのだけれど、観ていて飽きることはない。そのようなストーリー構成でした。
ただ、ラストはどうなんでしょうか?
個人的にはゲスい世界観であるのならば、ゲスさを貫き通してほしかったです。最後に映画らしさを持ってきたことが良いと感じたひともいれば、「あれ?」と感じた人もいるでしょう。
もしあのようなラストを持ってくるのであれば、より伏線を張ってくれればより面白い映画になったと思いました。
以下雑感
・福山ファンにとってこの映画の福山は許されるものなのか?笑
福山がゲスいいかにもな男を熱演するのですが、あんまりにもゲスいのでファンにとってはきつい部分もあるのでは?笑
ファンでもなんでもない自分としては、とても楽しめたポイントですがファンの方はぜひ心にとめて観てください。